海藻に含まれる健康成分

海藻といえば、日本人には昔からなじみ深い食材ですが、欧米では食べられることが少ない傾向があります。ところが、フコイダンを発見したのは、スウェーデンの大学教授。褐藻類に含まれている、ヌメリ成分として注目されたのです。フコイダンは、水溶性食物繊維の一種でもあります。化学的には硫酸化フコースを中心とする高分子多糖類に類別され、ガラクトースやマンノース、キシロース、ウロン酸なども含まれています。

昆布フコイダンが多く含まれているとされる海藻の種類は、昆布、ワカメ、メカブ、モズクなど。日本人にとっては、おなじみの食材です。中国最古の薬物書とされている、神農本草経にも、フコイダンと同じ褐藻類の一種とされる海藻が、腫瘍の治癒をするといった記述をしていると確認されています。日本でも、平安時代の書物である、本草和名に海藻類の薬効が記述されています。例えば、モズクがこぶや腫物を散ずるとされる記述は、フコイダンにも関係すると見てよいでしょう。婦人病を治すアラメ、13種の水腫を治す昆布には、黒焼きにすると口・舌・歯牙の病を治すといった記述もあり、日本でも古来から海藻類の薬効が認められていることがわかります。

現代の研究でも、フコイダンにはさまざまな生理機能が解明されています。抗がん作用・コレステロール低下作用・血圧低下作用・抗ウイルス作用など、現代人を悩ませている作用の改善に期待できます

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